『やりたいことは、今すぐにやれ』

Tuesday, September 4, 2012

なんでもない夕方。



夕陽が妙に美しかった。

外に出たら、小さい子供から仕事から帰ってきたばかりのお父さん、お母さん、お年寄りなど
たくさんの人たちが夕涼みをしていて、笑い合っていた。

台湾の人たちは、夕方になると、外に出て、おしゃべりをする。

カンボジアやインド、フィリピンの田舎もそうだった。
昼間は暑くて外に出ないが、日が暮れるころになると、
こんなに人が住んでいたのか・・・と思うほど、わんさか人が出てくる。

ただ座って、ニコニコとおしゃべりをする。
ひとり、ぼーっとしている人もいるが、だれかが声をかける。
「最近、お父さんの調子、どうなの?」
「いっぱい野菜がとれたから、後で持っていくね」
というように。

台湾でもそういうところがある。
私が日本人とわかっていても、毎回、台湾語で話かけてくる人もいる。
お店の注文などで、困っていると、だれから声をかけてくれる。

日本も、世界のどこの国も、こういうコミュニティはあった。・・・はず。
少なくとも、30~40年くらい前まではあった。
一体、どうしてなくなったのだろう。
なんとなくわかっているのだけど、説明すると長くなる。
社会の変容や背景は抜きにして、人の気持ちの側面だけから見ると、
「忙しい」し、「わずらわしい」んだろう。

台湾もいずれ、なくなるんだろうか。
この子だちが大人になったとき、年をとったとき、こんな風景はあるんだろうか。
そう考えると、この夕方のひとときが、奇跡のヒトコマようにも思えてくる。