『やりたいことは、今すぐにやれ』

Thursday, September 6, 2012

ゴミの値段


うち(台湾高雄市)の近所で、ゴミ置き場から、ペットボトルや空き缶などリサイクルできるようなものを集めている人をよく見かける。
ほかにも、いろいろ集めているようだが、よくわからない。
とにかく、あちこちのごみ置き場を回って、なにやら集める。
高齢者の人が多い。
あの人たちは、どこに持っていて、いくらになっているんだろう。
いつか取材したいものだ。

幼いころ、コーラやスプライト、ファンタの瓶を集めて、近所の店に交換しにいった。
1瓶10円だったが、これがいっぱいになると、お小遣いになって、うれしかった。
ときどき、近所のおじさんとか、おばさんが「これも持っていきなさい」と分けてくれた。
10円玉が10枚たまると、100円札に替えてもらったような気がする。
(これも近所の店で)
そうだ。そのころ、100円札というのがあったのだ。

そして、お札になったら、それを崩すのがもったいなくて、
お菓子を買うのをガマンした。

子供のころの私のお金の基準は、「空き瓶10円」で
その労働の重さだった。
でも、いまもその10円の価値がフラッシュバックするときがある。
幼いころの経験はしみつくのかも。

それとは、まったく比較にならないような過酷な状況なのだが、
6、7年前、カンボジアのゴミ山で働く子供たちを取材したことがあった。
台湾のゴミ集めのおじいさんから、ふと、その子たちのことも思い出した。

日が明けるころから、日が沈むまで、ビニール袋などリサイクルできるものを集めて
1日1ドル弱。
それが休みなく何年も続く・・・。
1ドルの重さを彼らは生涯、忘れないだろう。