『やりたいことは、今すぐにやれ』

Saturday, September 14, 2013

台湾の伝統楽器「月琴」


先日、三味線奏者の志甫一成くんが来たとき、こんなことを言った。

「台湾にも、三味線のような楽器が絶対、あるはずなんですよ」

屏東県政府で聞いてみたら、有名な月琴の奏者、リン先生を紹介してくださった。
翌日、さっそく演奏会を聴きに行く。

月琴は、丸い土台がある楽器。
リン先生の演奏は、現代的なアレンジで親しみやすい。自然や生活をテーマにした、軽快な曲だ。
弦は6本。一成くん、いわく、三味線の3本の弦が重なっているようなものだという。
ビビーンという音が心地よく響く。

そういえば・・・と、思い出した。
屏東県の小さな島、小琉球に行ったとき、月琴奏者の方に会ったことを。

その方は、旅をしながら、詩を詠んで演奏をし、唄ってきた盲目の吟遊詩人、陳さん。

日本でいう琵琶法師のようなもので、紹介してくださった方によると、台湾最後の吟遊詩人だという。
台湾だけでなく、ほかの国も旅した、と聞いたように思う。

弦は2本。
心に染みる歌声と、月琴の音だった。
大きな、大きな世界観が感じられる、ゆったりとした、でも力強いメロディ。

日本語も少し話した。
そのころ、すでに90歳を超えていたが、ご健在なのだろうか。

津軽三味線やジャズもそうだが、音楽が伝えるメッセージには悲哀が入り混じっていることが多い。
言葉がなくても、言葉がわからなくても、音で心を感じられるなんて、すごいことだなぁ・・・