『やりたいことは、今すぐにやれ』

Saturday, September 21, 2013

昭和のお月見。


中秋節のとき、子どものころのお月見を思い出していた。

仕事で忙しい母だったが、お月見のときは、お団子を作り、ススキを飾った。
サツマイモを湯がいて食べるのが、なぜか我が家の定番だった。果物は梨。

いちばん記憶に残っているのは、お月見の日、友だちと小高い丘に遊びに行き、竹の切り株で足首に深い傷を負ってしまったこと。
包帯をぐるぐる巻いたまま、その夜の相撲大会に出たこと。
「今日、ケガをしたから出ない」なんて、嘘っぽくて、逃げてるようで、言いたくなかったのだ。

対戦相手を応援する人たちが「足をねらえ!」と言ったので、ムキになって戦ったんだっけ。
いつもは初戦敗退だった私が、その年は何勝かしたように記憶している。

私は体が小さくて(いまは大きいけれど)トロかったので、近所でやる相撲大会とか、ソフトボール大会とか、大嫌いだった。
いつも、蚊帳の外のような扱いだったからだ。

「こんなの、なければいいのに。やめちゃえばいいのにぃ……」
と、願っていたが、いま考えると、あってよかった。
ほろ苦い記憶でも、心温まる宝物だ。

あのころ、小学生でいっぱい、わーわーぎゃーぎゃーと賑やかだった団地は、いまは高齢者ばかりでひっそりとしている。

まるで時間がばっさりと切り取られて、いまになったようだと、いまも変わらぬ中秋の名月と、いまも残る足の傷跡を見て、不思議な気分になった。

写真はフィリピン、アイタ族の子どもたち。子どもの笑顔はパワー全開!